暗黒時代メンタリティーとは何ですか？

暗黒時代メンタリティー（Dark Ages Mentality）とは、キリスト教会の宗教家たちが人々をコントロールしようとして使ってきた、ある教えを表現する概念です。暗黒時代メンタリティーは、イエス・キリストがご自分に従う人たちに約束された豊かないのち（ヨハネ10:10）を人々から奪い取ってしまう考え方です。暗黒時代メンタリティーは、神を知らなかった時に人々が陥っていた束縛に人々を引き戻してしまいます。暗黒時代メンタリティーには3つの「信条」がありますが、それは次の3つの誤った教えです。

1. 人生であなたに起こることはどんなことでも、すべて神の御心である。それゆえ、あなたはただそれを受け入れるべきである。
2. 貧しさは敬虔さ・信心深さと密接につながっている。それゆえ、あなたはお金持ちや裕福な人になれない。
3. 病気は神から来るもので、あなたに何かを教えるためのものだ。

これらの考え方は誤っています。もう一度言いますが、上の3つの考え方はみな、聖書とメシアなるイエスの教えとに反しています。主イエスは、マタイの福音書13章1～12節の「種を蒔く人」のたとえ話で、神の御言葉を種にたとえられました。宗教家たちはあたかも神を知っているかのように振る舞っていました。しかし、実際のところ、彼らは人々から信仰の種を奪い取り、聖書が「人の言い伝え」（コロサイ2:8）と呼ぶ宗教の中に人々を閉じ込めてしまっていました。イエスが人類のために可能にしてくださった神との関係に人々を導き入れることをせずに。
暗黒時代メンタリティーの3つの信条を一掃するには、ただ聖書を確認して、神の真理は実のところ何であるかを知ればよいのです。第一に、もし、起こることはどんなことでも神の御心であるとするならば、なぜ、イエスは「主の祈り」で「みこころが天で行われるように地でも行われますように」と祈りなさいと教えられた（マタイ6:10）のでしょうか？

二番目に、もし、敬虔さ・信心深さが好ましくないものであって、あなたが生きていくことに苦労をさせるものならば、なぜ、聖書の多くの登場人物は人生において祝福されたのでしょうか？　ダニエル、ヨセフ、アブラハム、モーセなどの人生を考えてみてください。イエスさえも、会計係（ユダ）がいて、彼がそこからいつも盗むほどのお金をもっておられたのです（ヨハネ12:6）。（率直にものを言うリーダーだったペテロも気づかない間にユダは盗んでいました。）

最後に、私たちは自分自身に問うてみなければなりません。病気は肯定的な経験でしょうか？　それとも否定的な経験でしょうか？　もちろん否定的なものです。精神が正常に働いている人で、病気にかかりたいと思う人はだれもいません。天には何らかの病気や病院が存在するでしょうか？　いいえ、存在しません。もし、私たちが「みこころが天で行われるように地でも行われますように」と祈るべきである（マタイ6:10）ならば、なぜ、私たちは病気を神からのものとして受け入れなければならないのでしょうか？　決してそんなことはありません。
このことについて考える時、私たちは、ルカの福音書11章11～13節から次のことを知ることができます。神は良いお方であられ、私たちに良いものを与えたいと願われる私たちの天の父であられます！

あなたの人生に暗黒時代メンタリティーを一切入り込ませないでください。それはただ、敵（悪魔）が人々を使ってあなたを惑わし、敵の道に進ませようとするためのものです。そして、あなたを霊的に病気にし、貧しくし、疲れ果てさせて、神の国のためによく働けないようにするためのものです。
神はあなたが祝福されることを願っておられます。それはあなたが他の人の祝福になれるためです！

** 暗黒時代メンタリティー（Dark Ages Mentality）という言葉は、2004年に主からスペンサー・パトリック牧師に与えられたものです。この言葉は、クリスチャンたちに影響を与えている誤った考え方を手短に表現するものです。神の国のために良い影響を人々に及ぼすべきクリスチャンの力が、この誤った考え方によって弱められてしまっているのです。

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