クリスチャンであるためには奇跡を信じなければなりませんか？

奇跡とは、神が神の民（あなたや私）のためにこの地上で行われる超自然的な御業のことです。もし私たちがクリスチャンであるならば、奇跡を信じなければならないのでしょうか？　答えはとても簡単です。それをあなたに示したいと思います。聖書はもちろん霊的な事柄に関する書物ですが、それだけでなく、科学、歴史、詩歌、音楽、官能的な愛の物語といった領域の事柄にも満ちています。今挙げた領域はいくつかの例です。

神の御言葉（聖書）を読むと、自分の人生に神が関わられるのを拒んだ人たちのことがたくさん語られています。そして、これらの不信者たちと、父なる神を自分の人生に迎え入れた人たちとの対比がなされています。例えば、カインとアベル、ロトとアブラハム、マルタとマリヤ、ユダと他の弟子たち．．．といった対比です。この世の暗闇に留まるよりも神の光に入る方が良いことを示すたくさんの実例が、聖書には記されています。

自分はクリスチャンだと考える人は奇跡を信じる必要があるのでしょうか？

この質問の答えは単純明快です。クリスチャンであることは、すなわち奇跡を信じることです。イエス・キリストに従って豊かないのちを受けることは、すなわち信じることです（ヨハネ10:10）。御言葉がコリント人への手紙第二の5章7節で教えているように、真の信者は、見るところによってではなく信仰によって歩みます。言い換えれば、私たちは、日々の生活で、自分が感じることや目に見えることによってではなく、自分が信じること（信じる内容）によって、歩み、生きるのです。

人がクリスチャンであることは、ある基本的な真理を土台としています。それは、マタイの福音書16章18節でイエスが「この岩」と呼ばれた信仰告白であり、私たち一人ひとりが告白しなければならない真理です。つまり、イエスはメシアであられ、私たちの救い主であられるという、各個人が告白すべき真理です。もしあなたがクリスチャンになろうとするなら、あなたが最初に受け入れなければならない奇跡は、イエスの誕生はマリヤという若い女性を通して起きた奇跡であるということです。男性が関わることなく子どもを産める女性がいるでしょうか？　いいえ、一人もいません。女性が子どもを産むためには、男性の種（精子）が必要です。しかし、マリヤは男性によらずにイエスを産みました。神が、人を救うために人としてこの世に来られたのです。イエスは神であられます。人としてこの世に来られた神とはイエスです。イエスの誕生は奇跡なのです。

その他の奇跡についてはどうですか？

本当にイエスは水をぶどう酒に変えられたのでしょうか？　本当にイエスは水の上を歩かれたのでしょうか？　本当にろばがバラムに語りかけたのでしょうか？　本当にモーセは紅海の水を分けたのでしょうか？　当時世界最強の軍隊が本当に紅海で溺れ死んだのでしょうか？　パロ（ファラオ）にイスラエルの民を解放させるため、本当にエジプトに様々な災いが下ったのでしょうか？　本当にサムソンは神に敵対する者たちを滅ぼしたのでしょうか？　本当にエリコの城壁は崩壊したのでしょうか？　本当にアブラハムが一つの民の父になったのでしょうか？

これらのことはみな奇跡です。これらのことはみな実際に起こったのです。私たちはこれらのことの歴史上の結果を見ています。聖書は奇跡に満ちています。聖書はまさに、神が信者たちの人生に関わられたことの記録なのです。きつく聞こえるかもしれませんが、ある牧師が次のように言いました。「奇跡を信じないならば、その人はクリスチャンではない。」これはとてもストレートな言葉です。しかし、あなたの人生で神を認めることは非常に重要なことなのです。あなたが神を認める時、それが奇跡の起き始める時です。

準備してください！　神は信じる人たちのために奇跡を起こしてくださいます。それは驚くべきことです！

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